はじめてのハンモック泊(ハンモック泊はありか、なしか)
これから夏にかけて気温が上昇する中で、「夏もキャンプしたいけど暑いのは嫌」「なるべく設営時間を短縮したい」という我儘な願望を抱き、なんとか実現する方法はないかと色々模索しておりました。そんなときに知ったのがハンモックの存在です。地面から浮いてるし、風通しも良さそう。おまけに設営も木に引っ掛けるだけ。というわけで、同じような願望をお持ちの方々に向けて、ハンモックを購入するところからお伝えできればと思います。
まずは結論から、、、
結論的には、ハンモック泊はありでした。何がありやねん、ということをつらつら書いていきます。ハンモックを買うところから記事にしてますので、メリデメだけ知りたい方は「ハンモックの設営」の項目からご覧ください。
ハンモックを選ぶ
まずは購入からということで、ハンモックを使ったことも無い私は、どんな基準で選べばいいのかとても迷いました。ざっくり以下の3つの基準からどれを優先するか、という選び方になると思います。
- 価格
- 機能性
- デザイン
私の場合は「人と被らない」「デザインが好み」この2点を軸に選びました。要は、見た目が気にいるか、ということですね。
機能面を重視される方には「DDハンモック」がおすすめだと思います。個人的には、多くの人に支持されているにはそれなりの理由があるので、「色々考えるのはめんどくさいけど、機能面で間違いないのが欲しい!」という方は、無難にDDハンモックでいいのでは無いかと思います。ユーザーが多い分、ネットにも情報がたくさん転がっています。純正のオプションパーツ(スリーブや冬用のアンダーブランケット、ウーピースリング等)も豊富で、使用スタイルや方法で迷うことがない点がおすすめポイントかと思います。
価格面を重視される方は、DDハンモックの値段を見て「こんな金出せるか!」という流れになると思います。そうなってくると、自ずとたどり着くのが、Amazonで売られている3,000〜5,000円台のお手頃プライスのハンモックだと思います。レビューを読んでいる感じだと、機能的には十分そうだったので、まずはお試しにいいのではないかと思いました。
デザインを重視される方(私もその一人ですが)は、ズバリ自分の直感で選ぶほかないと思います。個人的には、価格を重視するか非常に迷いましたが、安いには安いなりの理由があるという経験則から、「買い直しになったら結局コストがかかる」「ハンモック何個も買いたく無いなぁ」という結論に至り、人と被りにくい見た目の気に入ったものを買うことにしました。
ハンモックを買う
デザインを重視した結果、BUSHMEN travel gearから販売されている「BushBed Hammock」を購入しました。
このハンモックの特徴は、頭の位置に蚊帳と一体になったキャノピー(目隠し)があることでしょうか。このキャノピーが珍しく、独特なデザインを生み出すだけでなく、日光や視線を遮ってくれる為、見た目と機能性に惹かれて購入しました。かなり軽量・コンパクトで、バックパックにぶら下げていけるサイズ感がなかなか良いです。詳細な使用感などのレビューは別にレビュー記事を書こうと思います。
ハンモックの設営
ハンモックを木に引っ掛けること自体は、かなり簡単でした。Amazonで適当に買った激安ツリーハガー(ベルトのようなもの)を巻いて、あとはハンモックの両端をカラビナでベルトに接続するだけです。5分もあれば寝床が完成します。私が所有しているテントは、ノルディスクのアスガルド、キャプテンスタッグのティピーテント、ゼインアーツのロガ4ですが、どのテントよりもぶち抜けて早く設営ができます。暑い中で素早く設営できるのはポイント高めですね。
ハンモックを使ってみて
ここからは使ってみて感じたメリットとデメリットを書いていきます。
メリット
- 独特の寝心地が面白い
- 設営が楽
人によって感じ方が違うかもしれませんが、ゆらゆら揺れる感じが眠りを誘うと同時に、体が沈み込むので、包まれている感が個人的には良かったです。あとは前述しましたが、設営が爆速です。
デメリット
- 寝袋に入るのが難しい
- 木がないと設営できない
使用した時期が春先なので、冬用の寝袋(ナンガのオーロラ600DX)を使用しました。実際にやってみないと伝わりづらいかと思いますが、不安定でバランス感覚が必要とされる状態で寝袋に入るのは至難の技でした。(夜起きてトイレに行くとかは正直想像したく無いです。)ただ、夏はブランケットだけで過ごす予定なので、デメリットとしては致命的では無いかなといった感じです。
どちらかというと、「木がないキャンプ場では使い物にならない=キャンプ場の選択肢が狭まる」ということの方がデメリットとしては影響が大きいと思いました。行った先で木がない、木はあるが既に人が使っている、そもそもハンモック禁止等、行き慣れたキャンプ場でないと設営できるかどうかという不安要素がつきまといます。
まとめ
長くなりましたが、ハンモック泊は設営の容易さや、特有の寝心地などから、一度試してみる価値はあると思います。安価なものでもお試しには十分かと思いますので、皆さんも是非挑戦してみて下さい!