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焚き火台の選び方(目的別に解説)

焚き火といえばキャンプや野営の醍醐味。かくいう私も焚き火をするためにキャンプや野営をしていると言っても過言ではありません。そんな焚き火をする際に、必須となるが焚き火台。

昨今のキャンプブームもあり、市場にはありとあらゆるタイプの焚き火台が溢れかえっております。これからキャンプを始めようとしている方は、焚き火台って色々あるけど、結局何を買えばいいのかわからない状態に陥ることでしょう。

そして、焚き火台をすでに持っているが、そろそろ新しいのが欲しいなぁと思っている方も、次何買えばええねん、、、という状態に陥ることでしょう。

この記事では、どちらの立場も経験した私が、自分の持っている焚き火台を目的やサイズ別に分類して特徴をご紹介させていただきます。皆様の焚き火台選びの材料として活用いただけますと幸いです。

分類方法について

今回は特性(形状、重量、サイズ)ごとに焚き火台を分類し、おすすめシーン(ファミリー向け、ソロ向け)を記載していこうと思います。

折りたたみピラミッド・ヘキサタイプ

  • 形状:ピラミッド・ヘキサ
  • 重量:中
  • サイズ:大
  • おすすめシーン:ファミリー【○】 ソロ【△】
https://www.captainstag.net/products/M-6500.html

このタイプはまさに王道の焚き火台と言えるでしょう。キャプテンスタッグやユニフレーム、スノーピークを含め、その他類似品が大量に供給されているタイプです。

特徴としては、ステンレス製で薄くたたむことができるが、薄くなるだけで収納時の表面積自体は大きく、オートキャンプが前提。ステンレス製なので、そこまで重たくない。といったところでしょうか。

展開時のサイズは大型で、複数人で囲んで利用するのに向いてます。逆に、料理に凝らないソロキャンパーは持て余すサイズだと感じます。

大きな薪をそのままぶち込んで、大人数で焚き火を囲んで楽しむのに向いているタイプといえます。

ピコグリルタイプ

  • 形状:横長
  • 重量:軽
  • サイズ:中
  • おすすめシーン:ファミリー【△】 ソロ【○】

このタイプは、ピコグリルをはじめとして、大量の類似品(通称ぱちグリル)が供給されています。

特徴としては、ステンレス製で、火床と足が分解でき、バックに入るサイズに収納でき軽量。ソロキャンパー向き。ファミリーが囲むにはサイズ不足だが、デュオで使う分には必要十分。と言った感じです。

コンパクトな割に、展開時は横長で薪をそのまま寝かすように入れることができます。薪の組み方にバリエーションをもたすことができ、ただ燃やすだけでなく、暖を取ったり調理に向いている熾火を作りやすいです。大人数ではなく、ソロか二人でじっくり焚き火を楽しむのに向いているタイプです。

ウッドストーブタイプ

  • 形状:箱型
  • 重量:極軽
  • サイズ:小
  • おすすめシーン:ファミリー【×】 ソロ【○】

このタイプは、Bushcraft EssentialsのBushBoxに代表されるような、ネイチャーストーブ・ウッドストーブです。私はこのタイプを愛用しており、COOK`N`ESCAPEのもの使っています。(当ブログでのレビューはこちら

特徴としては、チタン製品を中心とし、板状のパーツを組み立てて使う超軽量タイプ。完全にソロキャンパー向きで、小枝がある山や林の中で使うことを想定して作られています。

逆にいえば、薪を燃やすためのものではない点に注意が必要です。薪を使う場合、小枝サイズまで細かくする必要があり、整備の行き届いた枝のない広場のようなキャンプ場では使い物になりません。

板状のパーツに分解できることが多く、収納時はペラペラのハガキサイズ程度になるため、携帯性に非常に優れています。また、チタン製であれば、特有の焼き色が着くため、使い込む楽しみも味わえる、という利点もあるといえます。簡単な湯沸かし、調理程度であれば可能です。

上記の特性から、必然的にソロキャンパー専用品であり、いわゆるキャンプ場ではなく、林間サイトや野営感のあるサイトを好む方向きといえます。

その他

ここまではオーソドックスなタイプの焚き火台を紹介してきましたが、私の手持ちで特殊なタイプが2つほどありますので、こちらも紹介させていただきます。

・直火タイプ:Wolf And Grizzly

こちらは、折りたたみ式で直火風に焚き火を楽しめるという代物です。他の焚き火台とは違い、火床は平らに作られており、極限まで地面に近づけた設計となっています。こちらはサイズ感的にはソロ・デュオ向きといえますが、芝生の上だと焚き火シートを使っても芝が焦げるので、土か石の上での使用に限定されることから、ウッドストーブタイプと同じく、林間サイトや野営感のあるサイトを好む方向きといえます。

・円筒タイプ:TRIPATHPRODUCTS GURUGURUFIRE

こちらは、北海道のメーカー「TRIPATHPRODUCTS」が手がける、鉄製の組み立て式焚き火台です。円筒状の本体の上に、鹿の角をモチーフにしたチェーンフックが付いているというデザイン製の高い焚き火台です。他の焚き火台と異なり、燃焼部が板で囲われていないため、燃える薪を余すことなく楽しめる焚き火台となっています。携帯製は捨てて、火を鑑賞することに特化した、ファミリー向けの一品といえます。

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。一口に焚き火台と言ってもさまざまなタイプがあり、まだまだ紹介しきれていないタイプもたくさんあります。今回は、皆さんが焚き火台を探すにあたり、必ず目にするものを分類し、それぞれの特徴ごとに、おすすめの利用シーンを記載させていただきました。

キャンプスタイルは人それぞれですので、向いている焚き火台もそれぞれ異なるといえます。ぜひ自分にあった焚き火台を探してみてください。

関西を拠点に活動。月1ペースでキャンプを楽しんでます。 オートキャンプから、バックパックでの徒歩キャンプまで、幅広く情報をお届けします。

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